看護師「ラタノプロスト点眼なんだけど、処方が寝る前なんだけど寝る前じゃないとダメなのかな?」
と、先日質問されました。
確かに、ラタノプロスト点眼は基本的に「就寝前」で処方されます。
なぜでしょうか
A: 1番眼圧が上がるときに効くように
立っているときよりも横になったときのほうが眼圧は上がりやすいといわれています。
そのため、寝ているとき効果が出るように、就寝前投与がオススメです。
ラタノプロスト点眼は投与2時間くらいから効果がでてきて、10〜12時間ほど効果が持続します。
(ちなみに、眼圧が上がるのタイミングは実は人それぞれ。一般的に寝ているときが上がりやすい人が多いですが、日中上がりやすい人も中にはいます。)
ここからは個人的な意見ですが
入浴前に投与するのもいいと思います。
理由は副作用である「色素沈着」「充血」を軽減させるためです。
副作用1:色素沈着について
色素沈着とは、その名の通り目の周りに色素が沈着してしまうことです。
申し訳ないのですが、わたしは実際に色素沈着した患者さんを見たことないです。。。
でも目の周りが黒かったりしたら男性でも女性でも嫌ですよね。。。
この副作用は、投与後に洗顔することで軽減されることが多いようです。
副作用2:充血について
ラタノプロスト点眼を使用すると約7割の方に充血の副作用が起きるといわれています。
それは投与後約8時間後がピークのようです。
職場にいるときなどに充血していたら気になりますよね。。。
それを防ぐために、入浴前に点眼します。夜8時とか9時とかに入浴すれば、眠っている間に充血していることになります。
以上の理由により、あくまで「個人的に」入浴前もいいかな?って思います^^