【再確認!】ニフェジピンカプセル

こんにちは

今回はCa拮抗薬で高血圧治療薬のニフェジピンカプセルについて書きたいと思います。

先発は『アダラート(R)カプセル』『セパミット(R)細粒』になります。

特徴などを書いていきますね。

作用機序

以前書いたARBと異なり、アンギオテンシン系とは違う機序になります。

Ca拮抗薬は、ジヒドロピリジン系と非字ヒドロピリジン系があります。高血圧患者に使用される薬は一般的にジヒドロピリジン系です。

血管平滑筋などの細胞にあるCaチャネルからCaイオンが流入するのを遮断することによって血管平滑筋を弛緩させます。

では、ニフェジピンの特徴について考えていきたいと思います

早く効く

ニフェジピンにはカプセル、細粒がありますが、カプセルは30〜60分、細粒は15〜30分で効果が見られます

そのため、血圧が急激に上がってしまった患者さんにはこの薬を即投与します。効果も強いため、多くの患者さんですぐに血圧が下がります。

効果スピードによって種類がある

ニフェジピンには種類があり、『ニフェジピン』『ニフェジピンL』『ニフェジピンCR』があります。

これらは効果発現の違いで、ニフェジピン<ニフェジピンL<ニフェジピンCRの順で長く効きます。

そのため、1日に飲む回数も、3回>2回>1回と減っていきます。

ただしニフェジピンCRに関して、1日1回40mgでも効果がない場合は40mgを1日2回(計80mg/日)でも可能です(高血圧患者のみ適応)

ニフェジピンは基本的に急性期の高血圧患者に、ニフェジピンLやニフェジピンCRなどは毎日継続して内服するのに向いていますね。

心臓への効果

ニフェジピンに限らず、Ca拮抗薬は心疾患用にできた薬です。多くのCa拮抗薬が狭心症にも適応があるため、『狭心症の既往がある高血圧患者』に適した薬となっています。

ニフェジピンCRでは投与量が異なるため注意が必要です。

上記の通り、ニフェジピンCRは、高血圧の患者にはMAX80mg/日まで可能ですが、狭心症の適応の場合は1日60mgがMAXとなっています。

内服中の患者さんがいた場合は、狭心症の適応なのか高血圧の適応なのか、確認すべきですね。

効果が強いから副作用にも注意

Ca拮抗薬は比較的効果の強い薬ですが、急性期の高血圧患者にも使用されるニフェジピンはいきなり降圧してしまうため、血圧の変動による副作用にも注意が必要です。

低血圧症状としてめまい、ふらつき、頭痛などが起きることもありますので、定期的に患者さんに話を聞いてみましょう。

また、『カルシウム拮抗剤の投与を急に中止したとき,症状が悪化した症例が報告されているので,本剤の休薬を要する場合は徐々に減量し,観察を十分に行うこと』と添付文書上に記載があるため、「血圧が低くなったから全部中止」ということがないように処方箋をチェックしましょう。

他にも注意することはあると思いますが、今回はここまで。とにかくニフェジピンは『急性期の血圧上昇時に使用される』『効果が強い』という2点が1番の特徴だと思っています。高血圧患者さんは日本にたくさんいらっしゃいますので、多くの種類が出ています。一部だけでも良いのでそれぞれの特徴を少しずつ覚えていきましょう。

参考資料;アダラート(R)カプセル5mg10mg 添付文書

アダラート(R) L錠10mg20mg 添付文書

アダラート(R)CR錠20mg40mg 添付文書

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