ガバペンチンの適応

こんにちは。今回はガバペンチンについてです。

ガバペンチンはご存知の通り、抗てんかん薬です。
作用機序は、実はまだハッキリと分かっているわけではありません。

しかし、現在考えられてる機序は以下の通りです。

  1. 電位依存性Caチャネルに結合し、興奮性脳内神経伝達物質の遊離抑制
  2. 脳内GABA量を増加と、GABAトランスポーターの活性化GABA神経系機能の維持・増強

これらにより、てんかん(部分発作 )発生抑制をしています。

ちなみに、ガバペンチンの適応は『他の抗てんかん薬で効果不十分なてんかん患者の部分発作に対する抗てんかん薬との併用療法』との記載があるため、基本的に単独で使用されることはなく、さらに第一選択薬ではありません

そんなガバペンチンですが、同じ成分(プロドラッグ)で薬名、適応が異なる薬があります。

レストレスレッグス症候群に適応

ガバペンチンエナカルビル錠(商品名:レグナイト)は、中等度から高度の特発性レストレスレッグス症候群に適応があります。

レストレスレッグス症候群って?

レストレスレッグス症候群とは、通称むずむず足症候群といわれ、足がムズムズしてじっとしていられない、夜眠れなくなる疾患です。

この原因はまだ分かっていませんが、現在のところ脳内のドパミンの働きがうまくいかないことによって起こると言われています。

ガバペンチンエナカルビルはプロドラッグであり、体内でガバペンチンとなり、作用を発揮します。ドパミンアゴニストもレストレスレッグス症候群に効くと言われていますが、ガバペンチンはドパミンアゴニストよりも副作用が弱いとされています。そのため、ドパミンアゴニストによる消化管症状やめまいなど、副作用が起きてしまった方に選択されやすい薬です。

同じ成分でも適応が異なる(商品名が異なる)薬と言うのは他にもあります。機会があればまた記事にしますね。

医療の関連記事
  • レボフロキサシン点眼薬、濃度の違い
  • 尿路感染症を予防する“飲み物”!?
  • 脱水時の検査値、症状あれこれ
  • プラセボってなに?
  • 骨粗鬆症の注射剤まとめ
  • プレアボイドってなに?
おすすめの記事
便の色が変わる薬
医療
こんにちは。以前『尿の色が変わる薬剤』について書きましたが、今回は『便の色が変わる薬剤』についてまとめてみました。 便の色が変わる薬剤↓ 黒...
病院薬剤師の1日
コラム
こんにちは。今回は私のとある1日をご紹介します。『病院薬剤師ってこんな感じなんだ!』と、なんとなく知っていただけると良いです。あくまで『私が...
賦形剤で乳糖が使えない時って?
医療
こんにちは。今日は賦形剤についてです。 多くの調剤室には賦形剤として乳糖とトウモロコシデンプンが置いてありますよね。ほとんどの場合、粉砕時の...
尿の色が変わる薬剤
医療
こんにちは。今回は服用後に尿の色が変わってしまう薬剤をまとめてみました。 尿の色の変化は、服薬指導時に伝えなければならない必要な情報です。覚...
【再確認!】ロキソプロフェンNa錠
薬の復習
こんにちは。今回はロキソプロフェンNa錠について、添付文書に記載されている内容を再確認していきたいと思います。 まず、どんな作用? ロキソプ...
ステロイドの強さ分類
医療
こんにちは。今回はステロイド外用剤について少しお話しします。 ステロイドと聞くと『副作用が怖い』と思う方も多いかもしれません。しかし、外用剤...