クリーンベンチと安全キャビネットの違い

こんにちは。今回は輸液の混注する際に使用する安全キャビネット、クリーンベンチの違いについてです。

この2つはとても似ていますが、用途が異なるため、間違えないように気を付けましょう。

2つの共通点

どちらも『ヘパフィルターでろ過されたキレイな空気が中に出てくる』という部分は同じになります。そのため、中は無菌状態です。

では、何が違うのでしょうか

クリーンベンチ

クリーンベンチは、混注する輸液などが空気中の菌に汚染されないように、中のキレイな空気が作業者側から吹き出てくるようになっています。中から吹き出てくるため、外の空気が中に入らないようになっています。

一般的な輸液の混注時はこちらを使用します。

クリーンベンチの空気の動き

安全キャビネット

安全キャビネットは、無菌状態で作業できることと、作業者を被爆から守るような作りになっています。そのため、中の空気は作業者側から出てくることはありません。作業者側の空気も中に入っていきます。

安全キャビネットにはクラス分類があり、クラスⅠ~Ⅲまであります。Ⅲの方が気密度が高いです。

抗がん剤など、混注時に被爆する可能性がある薬の調剤などに使用しますが、その際はクラスⅡ以上の安全キャビネットが推奨されています。(クラスⅠだと外気が入ってくる可能性があり完全に無菌とはいいきれないため)

安全キャビネットの空気の動き

今回はクリーンベンチ、安全キャビネットの違いについて書きました!

かなり昔の国試にも出たことがある内容なので、薬剤師さんは学生に教えたりしても良いかもしれませんね。

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