病院薬剤師の1日

こんにちは。今回は私のとある1日をご紹介します。『病院薬剤師ってこんな感じなんだ!』と、なんとなく知っていただけると良いです。あくまで『私が勤めている病院』の話になりますので、他の病院は全然違ったりしますよ!笑

8:30 出勤

業務開始は9時なんですが、『今日は何をする日か』を頭の中で確認したり、準備したりするために少し早めに出勤します。紅茶入れたりしてます。

でも一番の理由は、私自身がギリギリに出勤すると心の準備ができていなくて、到着後すぐ仕事開始しても落ち着かないからです(笑)もちろん、同僚はギリギリに来る方もいますよ!

ちなみに早番の人は8:30〜17:30勤務です。朝の業務の準備や電話対応、今日の入退院の確認などをします。早番は2〜3人です。

9:00 朝礼

薬剤科内で朝礼を行っています。今日誰がどの病棟を担当するか、委員会があるかなどの確認を全員で行っています。薬局長が全体に伝えたいことがあればこのタイミングで話してくれます。大体10分くらいですね。

9:10 病棟へ

担当している病棟へ行きます。服薬指導をし、薬歴を書く作業は病棟で行います。病棟にいる医師や看護師から質問を受けることもあります。

夜勤中に使用した病棟の薬剤も確認し、何がどのくらい減っているか記録しておきます。この日中に補充します。

入院患者がいれば、内服薬が届き次第【鑑別表】(患者さんが持参した薬の用法用量を記載した表)を作成し、医師へ渡します。飲み方がわからない薬などがあれば、当院に来る前にかかっていた薬局や入院していた病院に電話して確認することもあります。

この日は午前中いっぱい病棟にいました。急性期病棟担当者は、午前も午後も病棟に行きますが、障害者病棟などの他の病棟では【午前のみ】又は【午後のみ】病棟に行っています。

12:00 昼休憩

お昼ごはんは1時間です。同じタイミングに昼休憩になった同僚を話をしたり、自由な時間を過ごします。

13:00 休憩終了→調剤監査

午前中に終わらなかった処方箋や、昼休憩中にきた処方箋を調剤します。調剤済みの薬があれば監査します。

この時処方箋がなければ明日開始の処方箋を調剤したり、委員会の準備をしたり、薬剤関係の本を読んだりします。

14:00 委員会へ

病院には多くの職員がいるため、一見薬剤科に関係なさそうな委員会でも参加します(笑)

委員会の種類は多く、『廃棄物の分別について話し合う委員会』や、『パスの内容について話し合う委員会』、『病院のHPの内容や地域の方向けに行っている勉強会の内容を決める委員会』など様々です。

長いと1時間強かかるものもあれば20分くらいで終わる委員会もあるそうです。私は長い委員会しか担当したことないです(笑)

人数もピンキリで、全部署から1人ずつ参加している委員会もあれば、6人くらいしかいない委員会もあります。

15:00 調剤監査

このくらいの時間から『自分がやらなければいけないこと』がなくなっているので、調剤監査に参加します。もちろん、病棟担当や委員会などがなければ午前中ずっと調剤してたりする日もあります。

点滴などは患者の急変に伴って急遽変わるため、突然処方箋が変更になって薬剤科に来ることがあります。当院は午前中に次の日分の調剤監査を終わらせています。注射処方箋の変更時は、今日これからの分と明日の調剤済みの分も変更しなければいけないので注意しています。

17:00 片づけ

遅番担当者が片付けを行います。調剤済みの薬や点滴カートを病棟へ運んだり、散剤分包機を洗ったりしてます。ちなみに当院の遅番担当者は3人です。

18:00 帰宅

残業がある時もあればない時もあります。私の場合はほぼないです(笑)ただ、DI担当をやらせてもらっているので、医師や看護師から質問された内容をまとめたりすると帰りが少し遅くなることがあります。

長々と1日を書いてきましたがいかがだったでしょうか(笑)大雑把に書いたのでこれしかしてないように見えますが、隙間時間に別の業務したり委員会の仕事したり調べ物したり…ということをやってると1日ってあっという間ですよね(笑)また【病院薬剤師】としてやっている業務とかあったら記事にしていきますね!

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