【再確認!】オルメサルタン メドキソミル錠

こんにちは。今回のテーマは降圧剤であるオルメサルタン メドキソミル錠(以下オルメサルタン)について復習したいと思います。

オルメサルタンは薬剤師では知らない人がいないくらいとっってもポピュラーなARBの降圧剤ですね。私が勤めている病院でも多くの方が内服しています。

復習の復習

ARBとは『アンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬」の略で、アンギオテンシンⅡタイプ1が受容体に結合し、交感神経が活性化して血管が収縮するのを防ぎます。

ARBは、一般的に効果は強いですが、オルメサルタンはその中でも強い方であると言われています。また、副作用もあまりないですが、服用されている人数がとても多いため、私自身何人か副作用が発生した事例を目の前にしたことがありますので、それも踏まえて復習していきたいと思います!

禁忌を再確認!

オルメサルタンの禁忌は『妊婦、授乳婦』『アリスキレン投与中の糖尿病患者』です。

ARBやACE阻害薬を妊娠中に内服していると、羊水過少など胎児や新生児に影響が起きると言われいています。また、動物実験において体重増加抑制などが発生したため授乳婦に対しても禁忌となっています。

妊娠後、高血圧になってしまう『妊娠高血圧』の患者さんもいらっしゃいますので注意が必要ですね。

さらに、アリスキレン投与中の場合、レニン−アンギオテンシン系の作用が増強される可能性があり、腎機能障害や高カリウム血症が起きてしまうことがあるため併用中の糖尿病患者には禁忌となっています。

副作用確認

私が過去に出会ったことがある副作用は、高カリウム血症と肝機能障害です。

高カリウム血症は、採血しないとなかなか気づけないので要注意です。特に、多くの薬を内服されている患者さんの場合、何が原因でカリウム値が上がっているのかなかなか気付けないことがあるので、頭の片隅に入れておきましょう。

さらに、カリウム保持性利尿薬などを併用していると、副作用発生の確率が上がってしまいます。しかし、併用すると血圧の効果作用がアップするため、とても血圧が高い人には併用されることが多いです。そのため、定期的に採血時の検査結果を確認しましょう。

もう一つ、私が遭遇したことのある副作用;肝機能障害ですが、特に症状が発生したわけではないのですが、AST/ALTが3桁ほどになり、副作用が疑われました。薬を変更してことなきを得ました。

どちらの副作用も、ARB・ACE阻害薬どちらでも起きるものです。降圧剤を変更する際は、「ARBで副作用が出たからACE阻害薬にしよう!」ではなく、変更後の薬の副作用もチェックしておきましょう。ちなみに私はCa拮抗薬を提案しました。

食事の影響は?

添付文書には食事の影響についても記載があります。空腹時でも食後30分でもAUCやCmaxに影響がなかったよう。そのため、患者さんには「もし内服し忘れてしまったときは思い出した時、空腹時でも内服してください。また、次回服用時間が近い場合は飲み忘れた分はスキップし、1度に2回分内服しないように」と伝えましょう。

一包化時の注意

オルメサルタンと、メトホルミン錠・カモスタットメシル酸塩錠を同じ袋に一包化すると、この2製剤が変色する可能性があります。特に、糖尿病治療薬であるメトホルミンは同包する機会が多くありそうなので、忘れないようにしましょう!

今回はオルメサルタンについて復習してみました!よく処方されている薬剤だけあって、再確認する点が多くあり、自分でもびっくりしました(笑)

多くの方が内服しているため、ここでピックアップした副作用以外にも様々な症状が起きる可能性があります。何か発生した場合は(以前も書いた気がしますが)定期的に添付文書を確認しましょう(^^)

参考資料;オルメテック(R)錠5mg10mg20mg 添付文書

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