【再確認!】デュラグルチド注射液

第3回目は糖尿病薬のデュラグルチドです。

これは注射ですがインスリンではなく、GLPー1受容体作動薬です。そのため、適応は2型糖尿病のみです。

注意事項を確認していく

この注射剤は週に1回、決められた曜日に打つものです。打ち忘れに注意です。打ち忘れてしまった場合、本来投与する時間から72時間以内であればすぐに投与し、次は今まで通りの日に打ちます。気づいた時点で72時間以上経過していた場合は、その回はスキップとして1回投与せず、今まで通りの曜日に投与します。

半減期は4、5日です。

また、この製剤はインスリンのペン型のように細長い形状をしていますが、1回使い切りタイプになります。1箱2本入っているため、発注する際や払い出しの際は気をつけましょう。

保存方法は

保存は冷所保存です。室温で保存してしまった場合でも、14日以内に使用すれば大丈夫です。

投与場所は

皮下注射になります。部位は大腿、腹部、上腕の3箇所になります。添付文書にこの3箇所しか記載がないため、この部分以外では臨床試験をしていない可能性があり、効果が最大限に出るかは不明です。また、打つ場所は毎回変えましょう。

副作用は

ほかの糖尿病治療薬と同じように、低血糖症状を起こす可能性があるとの記載はあります。特徴的なのは膵炎の副作用。嘔吐や腹痛などが生じた場合、垂涎の可能性があるため、すぐに検査をすることを推奨しています。

今回は以上になります。まだまだ注目すべき部分はたくさんありますが、実用的なところで注意すべき点はあげられたと思います。毎回言ってますが、よく処方されていて調剤している薬であっても、添付文書を読んでみると知らなかったことや新たに気づくことが沢山あります。時間がある時は是非読んでみましょう。

参考文献:トルリシティ®︎注射液 添付文書(日本イーライリリー株式会社、大日本住友製薬株式会社)

薬の復習の関連記事
  • 【再確認!】フェインジェクト
  • 【再確認!】メトクロプラミド
  • 【再確認!】ドンペリドン
  • 【再確認!】シロスタゾール
  • 【再確認!】KCL注
  • 【再確認!】アゼルニジピン
おすすめの記事
ヒルドイド(R)ってお店で買える?
医療
これは 数年前に患者さんからいただいた質問です。質問されたのはわたしではないですけど。 この患者さんは、皮膚科で処方されたヒルドイドソフト軟...
インフルエンザと薬
医療
こんにちは(^^) 前回はインフルエンザワクチンについてでしたが、今回はインフルエンザの治療薬や、飲んではいけない薬などについて書いていきま...
貼り薬の副作用:赤みを予防!
医療
こんにちは。今回の話は、前半は真面目な話、後半は雑談です(笑) 前回貼付剤の話を記事にしたのですが、今回はその副作用として多い『赤み』の予防...
【薬膳】四(五)性とは
薬膳
こんにちは。今回は【薬膳】で用いられる用語『四性』についてご説明いたします。 食材には体を温めたり、冷やしたりする力があるものがあります。こ...
薬膳アドバイザー取りました!
コラム
こんにちは!今回は私の雑談になります!笑 東京カルチャーセンター(※)さんが行っている『薬膳アドバイザー養成講座』を受けまして、見事【薬膳ア...