こんにちは。
今回は実際にあったコンタクトレンズの怖い話についてお話しします。
例えばあなたがソフトコンタクトレンズを洗おうとした時に、洗浄液を買うのを忘れてしまったことに気付きました。
「仕方ない、水道水でいっか」
と思う方もいると思います。しかし、基本的にソフトコンタクトレンズの場合、洗浄に水道水は使わないですよね。
1回だけ。。。
1回なら大丈夫でしょうか?
絶対にダメ!失明の可能性あり
ソフトコンタクトレンズはハードコンタクトレンズと比較して細菌などに感染しやすいと言われています。
その原因となる細菌は主に緑膿菌とアカントアメーバであり、どちらも水道水に生息しています。
特にアカントアメーバに汚染されたソフトコンタクトレンズを使用すると、目を開けてられないほどの激痛を感じ、最悪の場合、失明する可能性があります。失明を免れたとしても、元の視力に戻らないことがあります。
ちなみに、ソフトコンタクトレンズの感染において発生しやすい場所は、保存液です。保存液が汚染されていると、保存時に感染してしまいます。そのため、目を守るためにも絶対に水道水で洗ったり、コンタクトレンズの洗浄をおろそかにしてはいけません。
ダメな理由もう1つ
ソフトコンタクトレンズを水道水で洗うと浸透圧の関係で縮んだり変形することもあります。そうなると使用できなくなるため、やはり水道水での洗浄は控えましょう。
近年これらのような感染症の発生は減少傾向にあります。そのため、実際に感染が起きた人の話をあまり聞いたことが無い方も多いかもしれません。しかし、これは水道水で洗っても良くなったわけではなく、多くの方々が注意喚起をし、感染症の怖さなどが周知されたため、多くの方のコンプライアンスが良くなったからです。
コンタクトレンズの質も良くなり、特にワンデーであればその日しか使用しないため、保存中や洗浄中に汚染される心配がありません。しかしワンデーではない場合は要注意です。
「今まで大丈夫だったから今回も大丈夫」「ちょっと痛いけど今回は水道水でいいや」
しかし、その1回で失明するかもしれません。
コンタクトレンズを触る前には必ず手洗いを行い、洗浄液や保存液の箱の側面に書いてある正しい使用方法で扱いましょう。